自分がいなくなる日
自分のいなくなる日は いつだろう どんな風に 死ぬんだろう そばには誰かが いてくれるんだろうか
何か楽しいことをしてる時 うれしい日に
スーと 死ねれば いいだろうな
今まで後悔や恨みつらみも 消えていればいいな ネコや金魚のように 静かに死ねればいいな
人間という厄介なもの
自分も含めて 人間はとんでもない生き物
気分に支配され 欲の塊で 騒々しい
良いこともするのに 悪いこともできる
弱いかと思えば 凶暴にもなる
家族思いのお父さんの 顔の裏には 不倫相手の家でいびきをかいて寝ている
自分は ゴミをポイ捨てする他人を見て あんたよりは 私は良い人 だと
思ってしまう愚か者
今まで生きてきて どれだけ人を傷つけてきたか
意図的であれ 無意識であれ 自分が悪いことを してこなかったことは
ありえない
だから ?
苦しみ続ける
死にかけている金魚
この子は 去年の夏 初めてうちに来たあずまにしきがお母さんで、
お父さんが蝶尾との間にできたたくさんの卵から孵って
冬越しできた10匹のうちの 一匹です
たぶん、 どの子も どこか奇形で 大きくは育たないと
思っていたけど 、 今日までなんとか 育ってくれた
今、瀕死のこの子は ほとんど寝たきり状態になってから
1週間になる 金魚が、バケツ底で 寝たきりでも
まだ、頑張って生きてることに
感動している
生きてくって こういうことなのかな
人には頼れないとわかったとき
自分の苦しみは 人にはわかってもらえない
家族でも、友達でも わかってもらえない
誰かに 自分の苦しみを何とかしてもらおうとしてる間は
苦しみは 消えていかない
自分でなんとかするしかない
茨木のりこさんの 詩で 寄りかかるのは
椅子の背もたれだけだと
人には寄りかかってはいけないんだ