自分がいなくなる日

 

 

自分のいなくなる日は   いつだろう   どんな風に  死ぬんだろう  そばには誰かが いてくれるんだろうか  

何か楽しいことをしてる時   うれしい日に

スーと   死ねれば  いいだろうな

 

今まで後悔や恨みつらみも 消えていればいいな    ネコや金魚のように 静かに死ねればいいな 

人間という厄介なもの

自分も含めて  人間はとんでもない生き物

 

気分に支配され   欲の塊で  騒々しい 

良いこともするのに   悪いこともできる 

弱いかと思えば   凶暴にもなる 

家族思いのお父さんの 顔の裏には    不倫相手の家でいびきをかいて寝ている 

自分は  ゴミをポイ捨てする他人を見て   あんたよりは   私は良い人 だと 

思ってしまう愚か者 

 

今まで生きてきて     どれだけ人を傷つけてきたか    

意図的であれ   無意識であれ   自分が悪いことを   してこなかったことは

ありえない

 

だから   ?

 

苦しみ続ける

 

 

なんのために生まれてきたのかと思う日

今日まで生きてきて   なんとなく  思うことは

人は   苦しむために   生まれてきた 

 

今まで   楽しいと思った日々がなかったわけではない 

嫌なこともあるし、いいこともあった 

けれども  自分の思うようには進まない人生

 

この世は  地獄だと思う

芥川龍之介が、   この世は地獄よりも地獄的だ     と言った

生き続けることは    苦しみ続けること

 

芥川龍之介枝雀さんも   今野雄二さんも  加糖さんも    死を選んだ

 

遅かれ早かれ   人は死ぬんだけれど      

その日まで    生き続けることは   なかなかの地獄なんだ

尻尾をふる金魚

去年の夏、一歳でうちに来た金魚の和金

 

この子が、しばらくしたら  白点病になり 、メチレンブルーの 青い水のなかで   長い間    治療中 だった 

 

病気で   悶え苦しみながらも   エサはよく食べ

 私の姿に気づくと     尻尾を   犬のように振って

水槽の右から左へと   行ったり来たりしながら

 

 

エサちょうだい      とアピールするのが   かわいい

 

 

 

 

死にかけている金魚

この子は  去年の夏   初めてうちに来たあずまにしきがお母さんで、

お父さんが蝶尾との間にできたたくさんの卵から孵って

冬越しできた10匹のうちの 一匹です

たぶん、 どの子も   どこか奇形で  大きくは育たないと 

思っていたけど 、 今日までなんとか 育ってくれた 

 

今、瀕死のこの子は   ほとんど寝たきり状態になってから 

1週間になる      金魚が、バケツ底で  寝たきりでも 

まだ、頑張って生きてることに

感動している 

 

生きてくって    こういうことなのかな

 

人には頼れないとわかったとき

自分の苦しみは  人にはわかってもらえない

家族でも、友達でも  わかってもらえない

 

誰かに  自分の苦しみを何とかしてもらおうとしてる間は 

苦しみは   消えていかない 

 

自分でなんとかするしかない 

茨木のりこさんの    詩で      寄りかかるのは

椅子の背もたれだけだと

 

人には寄りかかってはいけないんだ